毎日がギリギリだ。
ギリギリでいつも生きていたいと歌ったKAT-TUNが華々しくデビューをしたのは9年前。がっつりYou&J世代(?)としてその恩恵を受けたり受けなかったりした青春時代をすごしたわたしもいまはもうアラサーに片足突っ込んだ歳になってしまった。アイドルが歌うギリギリな生は美しくもせつなかった。彼らの苦労や思いには到底届かないが、いまわたしは毎日がギリギリだ。
いつも以上に自分語りが多くなることはご容赦いただきたい。それでもいまの状況を、気持ちを吐き出さずにいられなかった。
早い話が、ブラック企業に転職してしまったんだけどわたしはもうダメかもしれない。
業界的にも職種的にも、ハードワークであることはある程度想像はしていた。見通しが甘いと言われればなにも言い返すことはできない。人生1度くらい死ぬ気で働いてみてもいいよねっ!って思っていた3ヶ月前の自分よ、それは死ぬほど働くの意味がわかってなさすぎる。自分が死ぬほど働くことに向いてないこともわかってなさすぎる。
日付が変わるまで働くことが当たり前になった。まさかリトルトーキョーライブ*1に間に合わないとは思わなかった。帰宅してラジオをつけたら今井翼のto base*2が始まっていた。帰ってきてからも仕事の続きをしなきゃいけなくて、関西にいたらジャニ勉*3リアタイできたのにという思いがよぎってむなしさがつのった。周りを見ていると、そのうち休日が削られていくこともわかる。ツアー時に休み*4を確保できるのか。それでも終わらずたまっていく仕事。出せない成果。つらい。正直つらい。やりたいことに近づけると思って飛び込んだが、ここまでしてやりたいことではなかったことをうっすら感じる日々。後悔の2文字が頭をかすめるが、現実はすすんでいくし、自分が選んだ道だ。わかってはいるけど、正直つらい。
そんな状況だから今まで以上に休みが終わるのがつらい。また大変な日が続くと思うと、土曜の夜から悲しくなってくる。日曜の夜なんて絶望に包み込まれてるようだ。
そんな中、関ジャニ∞の新番組、『関ジャム』が始まった。毎回2組のゲストが来て、トークと歌のセッションをする番組だ。放送は日曜の23:15から。ちょうど悲しみがいちばん濃くなる時間。
初回の5/10、明日に向けたため息と一緒に何気なく見たこの『関ジャム』はわたしが思っていたよりもきらきらと輝いていた。本当に本当に希望に満ちたただ一つの光に思えた。
初回は西野カナさんと岸谷香さんがゲストだった。それぞれの楽曲である『Darling』、『ムーンライトストーリー』、『M』を関ジャニ∞とセッションしていた。
それが、とてもとても良かった。
楽しそうに楽器を演奏し、笑顔で歌うメンバー。普段は見ることのできない表情、声、表現にドキドキした。特に『M』の渋谷さんの繊細で優しい歌い出しには、比喩ではなく本当に涙が出た。我らがメインボーカルはさすがだ。
彼らがここで楽しく音楽をしてくれること、それに至った背景や歴史を考えて、また泣けた。重いヲタクだなぁと自分でも思ったけれど、こちらも弱っているので仕方がない。
歌以外のトークやおたより紹介もとても楽しかった。番組を良くしていこう、関ジャニ∞の新たな魅力を周知していこうという気概が感じられたのも嬉しかった。
翌週の予告でゆずやmiwaさんとのセッションの様子が一瞬うつった。安田章大さんがうたう夏色が爽やかでかわいくてかっこよくて、超絶楽しみになった。来週までがんばろうと思った。消えてなくなりたい毎日だけれど、これを見るまでは消えることなんてできない。
それ以降わたしの毎日は日曜の関ジャムに支えられている。そこにいて笑って歌って喋ってくれるだけで生きる希望になるなんて、なんて正しいアイドルなんだ。
思えば関ジャムだけでなく、例えば街に貼ってあるポスターとか、コンビニに置いてある雑誌とか、iPhoneから聞こえてくる音楽とか、日常のありとあらゆる場面で彼らはわたしに癒しと活力を与えてくれる。
わたしのばあいは関ジャニ∞に限らず、SMAPからSexyZoneまで、ふとしたところでジャニーズを見かけるたびに、ちょっと心が軽くなる。
アイドルとは本当に尊いものだなぁと実感する。夢を与えるというのは大袈裟だけれど間違いじゃない。わたし以外にも彼ら彼女らに振り回されながら支えられて生きているひとたちがきっといっぱいいるんだろう。
そんな感じで関ジャムがスタートしたのはとても嬉しいし、ありがたい。
とりあえず毎日毎日、日曜夜までのカウントダウンをして過ごしている。
でもってキャリアカウンセリングしてくれる人も同時募集してます。ていうか職を紹介してくれるひとを募集してます!この生活いつまで続けられるのか!