「関ジャニズム」にいってきました

12/27、28、1/9、12の関ジャニズムに参戦してきた。席は見事に全部3塁側だったので、1塁側で何がおこなわれているのかよくわからないまま4回はいった。それはそれは幸せな時間だったので、その感想と魅力的なポイントを備忘録程度に書いておく。メンバーの名前をなんと書くのが最適かわからなかったので、とりあえず全員名字+さん付けにしたら、ちょっとくすぐったい感じになってしまった。もう1ヶ月くらい前のことなんだけど、とりあえず放出。

 

・関係性
関ジャニ∞の魅力のひとつがそれぞれのメンバーの関係性にあると思う。とにかく本人達の仲がいい。「メンバーの連絡先?知らない。仕事にくれば会えるし、いざとなったらマネージャーをとおせば連絡つくしね」っていうのがジャニタレのスタンダードだったと思うが、関ジャニ∞はそんなことはなく、プライベートでもよく遊んでいるようだ。メンバーのライングループがあり、意味のない写真(富士山とか)を送り合ったりしているのだというのだから驚く。そのグループって名前ついてたりするんだろうか。「関ジャニ∞」っていうライングループが自分の携帯に存在していると思うと意味もなく興奮するだろうな。もしくは関ジャニ∞とは違うグループ名がついているのか。それともグループ名とか特になくて名前だけ集めたやつなのか。そんなことを想像しているだけでなんとも言えない気持ちになる。これは関ジャニ∞特有のものなのか、世代によるものなのかはわからない。ただ、以前はあまり聞かれなかった現象ではないかな、と思う。
それくらい本人達の仲がいいので、ライブ中もそりゃあもう様々な関係性を垣間見ることができる。そもそも人数が多いので、組み合わせが多様であり、その数だけ萌えが提供されると言ってもいい。2人組の組み合わせでも21通り。3人組なら35通り。名前がついていたりついていなかったり、そこには無限の世界が広がっている。

このツアー中特にたくさん聞いたのは、渋谷さん・横山さん・大倉さんの3人が夜な夜な集まって以前からハマっているゲームをおこなっていたという話だった。大倉さんの末っ子っぷりや渋谷さん横山さんのお兄ちゃんっぷりを始め、各々の魅力がぎゅっとつまったエピソードが多かった。例えば大倉さんが喜ぶと思ってそれぞれ別々でチーズを買ってくる横山さんと渋谷さんは、本当に大倉さんがかわいいんだなと思ったし、大倉さんは大倉さんで「わーい」っていいながらも「すばるくんの方がおいしかった」と切り捨てたりして、二人に甘えている様子が伝わってきた。さらに錦戸さんも、執拗に誘って横山さんとご飯を食べにいき、「ゲームするから帰る」と言われて怒ってみるも、その相手が渋谷さんとわかったら「すばるくんの名前だされたらさぁ…」ってすぐ身を引いたり、と横山くん大好きな強火渋谷担でとてもかわいかった。あと別件だが、どのエピソードも基本的に大倉さんはベロベロに酔っ払っていておばかさんで、愛おしい。


こういった話がMCでわさわさ聞けるのだから、わちゃわちゃ好きにはたまらない。
その他にも今回はユニット曲があり、そこでもメンバー内の関係性や見せ方を楽しむことができた。その中に私が特に好きな安田さんと錦戸さんの組み合わせがあった。この二人は昔ヤン坊マー坊天気予報のCMに出ていたことから「ヤンマー」と呼ばれている。なんなら私はこのヤンマーに対しての思いだけでも1エントリくらい書けそうではある。その「ヤンマー」が「アイスクリーム」というとても三十路とは思えないかわいらしい曲を「本人らが作詞作曲」し、アイスクリーム型のマイクを持ってとてもキュートに歌い踊っていた。それだけでもうたまらん!たまらん!となる。それがさらに「横山さんの指示(考え)」がもとになっている、というところで、ブレーン横山裕が見るメンバーという側面も追加され、一気に物語が膨れ上がる。このアイスクリームという楽曲はオタクにも人気があったようで、ジャニーズ楽曲対象でも42位にランクインしていた。

もちろんどのグループにも組み合わせや関係性を愛でるという楽しみ方があると思うが、関ジャニ∞はその種類・頻度ともにとても多いのである。

また、メンバー内の関係性だけでなく、メンバーとファンの関係性をつくるのもうまいな、と思う。これは逆に言えば「関ジャニ∞は内輪ぽい」と言われる所以なのかもしれない。関ジャニ∞のファンは「eighter(エイター)」と呼ばれるが、これは渋谷さんによって名付けられ、何度となく呼びかけられたり、歌詞に使われたり、ライブタイトルに使われたりしている。こんなにオフィシャルにファンの呼び名が使われるグループも珍しいのではないだろうか。また、ライブのお約束がつくられることもとても多い。「ズッコケ男道」の間奏では「ソイヤソイヤソイヤソイヤ」という掛け声を会場全体で言うが、これも以前のライブでたまたまメンバーが発したものが発端になっていると記憶している。どうやら彼らのなかでも言葉やフレーズのブームというものがあるらしく、それをライブ中、曲中に発して、定番になるという流れがあるのだ。今回のライブでもなぜか「ずっちーな」という織田裕二の物まねをC&Rする場面があった(文字で書くと謎すぎる)。前々日のラジオ公開録音でメンバーが口々に「ずっちーな」と言っていたのだが、それがライブ中にも登場し、ファンも一緒に盛り上がる材料になる。こういうお約束をつくることで、ライブの一体感がつくられているところもあると思う。先ほど「関ジャニ∞は内輪ぽい」と言ったが、同時に会場全体を内輪とする力も大きいとも言える。同じ場所にさえいれば、皆こちら側の人間というタイプのジャニーズ。「魅せる」とは逆方向だがそれは確実に楽しい。(もちろん「魅せる」要素もたくさんあるが、やはり他ジャニーズと比べると少ないのではないかな、と感じている。)


・音楽という強み
関ジャニ∞を語る上でかかせないのはやはり「音楽」であり「バンド」である。わたしはどちらかというと「ジャニーズたるもの踊ってなんぼ」「関ジャニ∞もガシガシ踊ってくれ」と思っている方だが、関ジャニ∞のライブについて言及するとき「バンド」は外せない。今回のライブは以前に比べるとバンド曲自体は3曲と少なめだった。ただしそれはとても濃密でとてもかっこよかった。確実にバンドとしてレベルアップしていると感じた。
バンドセッションコーナーは、村上さんのピアノソロから始まり、横山さんのトランペットがはいってくる。ここでわかりやすく感動してしまった。わたしが以前見ていた頃のバンドセッションは、丸山さんスタートが多かったと思う。そこに大倉さんのドラムや安田さんのギターがあわさり、渋谷さんの声が重なる、いわゆるすばるBANDという形で披露されていたもの。それが今回メンバー全員でおこなわれていた。それぞれがそれぞれの役割を担い、見事に音楽にしていた。最初は一部の人だけだったものが、各々の努力や熱意によって全員で成し遂げられるものになったっていう、わかりやすい成長にとても心がうたれた。

また、基本的にわたしは関ジャニ∞のことを安定した「歌唱力があるグループ」としてみている。圧倒的メインボーカリスト渋谷すばると、昔から歌唱力に定評がある錦戸亮。目立たないかもしれないが安田さん丸山さんのピッチの安定感はすごい。音域も音質も自由に操れるため、様々なコーラスを担当しており、職人ぽさがとても輝いている。大倉さんの甘い低い声も、村上さんのはっきりした声も、横山さんの繊細な声も、どれも曲に表情をつけ幅を広げるのに一役買っている。今回のパンフレットでは各々の歌の分析と、その生かし方についても詳しく書かれていて、とてもおもしろかった。



安田章大の話
最後に、やはりどうしても担当を目で追ってしまうということで、安田さんの話を少し。
このライブに関していえば、安田章大はとてつもなく「雄」であった。フェロモン?ホルモン?なんかそういうのが体中からほとばしっていて、異様な熱気だった。普段はお花畑ふわふわ〜なイメージが強いが、そうだ、安田さんはこういう一面をもっていたんだと思い出させられたし、とてつもなくかっこよくて、素直にやられてしまった。オールバックの髪型のせいかな?と思っていたが、前髪をつくるようになってからも、雄感は全く衰えることがなかった。むしろ前髪をかきあげるという動作が増えたため、セクシーさが加わり、最後の方は無敵だった。男安田ここにあり。メンバーからも色気が出たと言われていたし、ツイッターなどでもそういう意見をよく見た。本当にどうしちゃったのっていうくらい男安田だった。
また、そういう安田さんをしっかり見るチャンスも多かったな、と思った。これはあくまでも、無意識に安田さんを探してしまっているわたしが感じたことだが、「歌の要所」「決め所」をまかされるところが増えていた。わかりやすく言えば「象」の出だし。高橋優さん作詞作曲のギターの音が印象的なとてもかっこいい曲。重めのギターで始まるイントロに重なる安田さんの吐息と、歌い出しのやや低めの声、何かを睨みつける目。見事に世界観を表現していて、さすがだ、と思ったし、そんな役割を任せられている安田さんがとてつもなくかっこよかった。
それなのに最後の「オモイダマ」では毒気が抜けたような穏やかな顔をして歌っていたのも印象的だった。どこに振れるにしても振れ幅が大きい。それが安田章大の魅力のひとつだな、と感じた。



「まだ夢の途中」「まだ夢の途中」と叫び続ける彼ら。その夢が達成されるまでいつまでもついていきます!という気持ちにさせてくれたのが関ジャニズムだった。
はやくDVD出てくれないと、ニズムロスがおさまらない!!!(と言いながらも次から次へと舞台やドラマが決まって、勢いがとまらん!っていうのも事実。やはりどこまでもついていきます!!!)