Sexy ZoneのSZ10TH オープニングがめっちゃ最高だった

※めっちゃネタバレしてます。一切配慮なしです。

 

 

 

オープニングが最高なコンサートはアンコールまでずっと最高が約束されている!というのが自論なのですが、Sexy ZoneのツアーSZ10THに行き、それはさらに強化された気がします。

 

私はとにかく、コンサートのオープニングが大好き。現実と夢の境目。いちばん観客の集中力が高まる瞬間に、なにを差し出してくるのか。張り詰めた緊張が爆発する瞬間が一番ブチ上がると思います。

 

   

で、SZ10THのオープニングは私が見てきたコンサートのオープニングの中でも、かなり上位にくるぐらい、良いものでした!前後の文脈や多少のひいきはあるとしても、とにかく、一瞬で頂点につれていく力が最高で。始まった瞬間から、元とった、と思えるオープニング!!

 

コンサートは10年を振り返る映像から始まります。今回は、デビュー10周年のアニバーサリーコンサート。Sexy Zoneはかなり若くしてデビューしたので、10年の変化が目に見えてわかりやすいです。映像には、文字通り、Sexy Zoneが大きくなっていく様子が映し出されていて、成長が視覚的にとてもわかりやすい。10年の積み重ねが直球で胸に届くので、思わずうるっとなります。映像内では去年の無観客配信にも触れらています。当たり前が当たり前じゃなくなったこと。エンタメに関わる人、エンタメを好む人全員が嫌というほど感じたことでしょう。まだ状況は好転していないけれど、感染対策をしながらも、やっと会えるうれしさを噛み締めながらモニターを見ることになります。

 

 

 

そんな、胸がいっぱいになる映像をぶちやぶって始まるのが、LET'S MUSIC。

 

 

 

 

はい、大好き!!!!

 

 

 

オープニングにLET'S MUSICを持ってきたことで勝利が確定。エモな空気を一転させる力強いスタートに、テンションがあがらないわけがない!高低差の差分はそのままエンタメに跳ね返ります。この瞬間が、めちゃめちゃ楽しい!

 

 

そもそもLET'S MUSICという曲がめっちゃいい。


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なにかと苦しい毎日に、シンプルでわかりやすいメッセージとして放り込まれたこの曲で、華々しく始まるコンサート。それこそが我々の望んでいたものではないですか?ただただ音楽を聴いて踊れる空間。日々の面倒なことを忘れさせてくれる瞬間。そういう、エンターテインメントの尊さみたいなものが、LET'S MUSICに詰まっているような気がします。

決して重くなく、押し付けがましくもない。このバランスの良さがSexy Zoneっぽいなぁと思います。

 

 

あと、オープニングは衣装も最高。ほんと最高。衣装だけでも見て欲しい。とにかく派手。笑っちゃうくらい派手。

中島健人さんは、GUCCIみたいな総柄の赤と青のスーツに、リボンタイをたなびかせ、めっちゃでかいカラーサングラスをかけ、長い足を強調させるベルボトムを履き、足元からはヒールをチラ見せ。よく見たら、スーツの襟は別の柄がついてるし、胸元には派手なバッジ(というのか?)もついてるし、とにかく濃い、まじで濃い。布施明か?と思った正直。とにかくバチバチなの。ほかのメンバーも漏れなく全員濃い。誰も衣装に負けていないのが素晴らしい!!圧巻!!脳内で快楽物質がドバドバ出るのを感じました。脳直でくる良さがある。

 

派手な衣装のなにがいいって、ステージでしか着ることがないことだと思います。一般の人は一生着ることがない服で、日常では絶対見かけない服。あんな服着て街を歩けないでしょ。

私は、アイドルとはステージと客席の距離感が心地よくて、たまに空間や思いを共有することを尊いと思っています。派手な衣装は、自分たちとアイドルの差を明確化するツールでもあるし、非日常に紛れ込んでいることを実感するアイテムでもあるなぁと感じます。

だから、アイドルはアイドルにしか着ることのできない衣装を着ていてほしい。無駄に布が多くて、ギラギラピカピカしてるほど良い。SZ10THのオープニング衣装は見事に派手で浮世離れしててほんとよかった!できれば一張羅として今年のカウコンで着て欲しい。全ジャニオタに見せつけてほしい!

 

 

そんな最高衣装を身につけて、バッキバキにかっこつけているSexy Zoneが、これまたまじで最高。

幕が上がり、ステージの階段上にSexy Zoneが現れるのですが、各々の自分がかっこいいと思う姿と表情で立つ姿が、ほんとうに、うっとりするくらいかっこいい。

 

 

かっこいいってスキルなんですよね。ジャニーズに入所したばかりの子は、所作もおぼつかないが、それ以上に、表情が安定しない。どこかふわふわしていて、魅せることに集中できていない。神経を張り巡らせていない。

とにかく、照れずに、正面から、魅せることに向き合うこと。観客からの眼差しを受け止めて、はねかえすこと。自分がいちばんかっこいいと思う角度を、計算して、しかし無防備にさらけだすこと。

これって訓練してできるようになるものなんだなぁと思います。かっこいいも、つくれるし、つくられたものだったりする。

 

ジャニーズや舞台に立つ人は身につけているスキルなのでしょう。その中でも、Sexy Zoneはとくにいい意味で陶酔感が高い気がしています。躊躇やとまどいがなくて、自分たちを健やかに信じているように感じられます。それを見ているのはとても気持ちがいい。かっこつけているかっこいい人たちを摂取するのは、清々しさすらあります。

 

 

 

オープニングが最高なのでそれ以降の流れも最高でした。

Sexy Zoneのコンサートは菊池風磨くんが基本の構成を担当しているのですが、丁寧に周縁を救い上げながらまとめあげる力が見事でした。

前回ツアーでセトリ落ちした(そのことに悲しむ声も多かった)タイムトラベルがセトリ入りしたこと、(ファンは好きだがなかなか表に伝わらない)三浦徳子曲が何曲も披露されたこと。ランキング外の声もひろいながら外さない選曲。うまいとこ抑えてるなぁと思いました。

レーザーも機構も、すべてが手段として有能だったとも思います。目を引く演出ってそれだけでコンサートの目玉になるけど、方向性を間違ったり、技術先行になると、効果が薄れるというか、どこかでサチってしまう気がするんですけど、Sexy Zoneの演出は、コンサートを引き立て格を上げるちょうどいい塩梅でした。真ん中でうにょうにょ動く棒はめちゃめちゃよかったな。あんまり見たことないし、形容の仕方もわかんないけど、あれによって世界観が増強されていました。あぁいう、なんかよくわからないけど、めっちゃなんかすごいやつって、あるよね。よくわかんないんだけど、好きだし、うわぁ〜ってなっちゃう。

最後に歌ったアニバーサリー曲のchange the worldもめっちゃさわやかでよかった。本人たちが真面目だからこそ、Sexy Zoneのエモは軽くあってほしいと思ってしまいます。東京の、都会的な感じ。いまのとこ、温度感がちょうどよくてうれしい。

あと、アンコールがTwiligh Sunsetで終わるバランスもめちゃ良い。あっさりしたアンコールでも十分満足できるのは、そこまでの展開が怒涛だからなのかな。もしかしたら、コロナ禍で体力が落ちているからかもしれない。どちらにせよ、あぁ楽しかった!でコンサート会場を出られることほど幸せなことはないと思いました。よかった。とてもよかった。

 

 

じつは、初めて自担を生で見る回でした。

中島健人さん、あんなにころころと表情が変わるとは、知っていたけど、改めてみると圧倒されました。曲ごとに全然違う顔してるの。何回か、目を疑いました。表情管理の鬼といえばわかりやすいけど、そんな簡単な言葉からははみ出ていました。続けて披露されたSlow Jamとタイムトラベルですら、全然違う顔をしていて、本当分びっくりした。こんなに目が離せなくなる人いないです。隙がなさすぎてもはや破りました。あぁ仕事人だったなぁ。あと、イヤモニを外している時間が長いというのが新しい発見。

 

 

そんなSexy ZoneのツアーSZ10THオーラスが来週の日曜夜に配信されるので、よかったらぜひ見てください!オープニングだけでも最高なので、騙されたとおもってぜひ。

 

online.johnnys-net.jp

 

暗転中に、スタッフにノールックでタオル投げるところが、中島健人すぎて本当に最高なんだけど、配信にはいるだろうか。