「関ジャニズム」にいってきました

12/27、28、1/9、12の関ジャニズムに参戦してきた。席は見事に全部3塁側だったので、1塁側で何がおこなわれているのかよくわからないまま4回はいった。それはそれは幸せな時間だったので、その感想と魅力的なポイントを備忘録程度に書いておく。メンバーの名前をなんと書くのが最適かわからなかったので、とりあえず全員名字+さん付けにしたら、ちょっとくすぐったい感じになってしまった。もう1ヶ月くらい前のことなんだけど、とりあえず放出。

 

・関係性
関ジャニ∞の魅力のひとつがそれぞれのメンバーの関係性にあると思う。とにかく本人達の仲がいい。「メンバーの連絡先?知らない。仕事にくれば会えるし、いざとなったらマネージャーをとおせば連絡つくしね」っていうのがジャニタレのスタンダードだったと思うが、関ジャニ∞はそんなことはなく、プライベートでもよく遊んでいるようだ。メンバーのライングループがあり、意味のない写真(富士山とか)を送り合ったりしているのだというのだから驚く。そのグループって名前ついてたりするんだろうか。「関ジャニ∞」っていうライングループが自分の携帯に存在していると思うと意味もなく興奮するだろうな。もしくは関ジャニ∞とは違うグループ名がついているのか。それともグループ名とか特になくて名前だけ集めたやつなのか。そんなことを想像しているだけでなんとも言えない気持ちになる。これは関ジャニ∞特有のものなのか、世代によるものなのかはわからない。ただ、以前はあまり聞かれなかった現象ではないかな、と思う。
それくらい本人達の仲がいいので、ライブ中もそりゃあもう様々な関係性を垣間見ることができる。そもそも人数が多いので、組み合わせが多様であり、その数だけ萌えが提供されると言ってもいい。2人組の組み合わせでも21通り。3人組なら35通り。名前がついていたりついていなかったり、そこには無限の世界が広がっている。

このツアー中特にたくさん聞いたのは、渋谷さん・横山さん・大倉さんの3人が夜な夜な集まって以前からハマっているゲームをおこなっていたという話だった。大倉さんの末っ子っぷりや渋谷さん横山さんのお兄ちゃんっぷりを始め、各々の魅力がぎゅっとつまったエピソードが多かった。例えば大倉さんが喜ぶと思ってそれぞれ別々でチーズを買ってくる横山さんと渋谷さんは、本当に大倉さんがかわいいんだなと思ったし、大倉さんは大倉さんで「わーい」っていいながらも「すばるくんの方がおいしかった」と切り捨てたりして、二人に甘えている様子が伝わってきた。さらに錦戸さんも、執拗に誘って横山さんとご飯を食べにいき、「ゲームするから帰る」と言われて怒ってみるも、その相手が渋谷さんとわかったら「すばるくんの名前だされたらさぁ…」ってすぐ身を引いたり、と横山くん大好きな強火渋谷担でとてもかわいかった。あと別件だが、どのエピソードも基本的に大倉さんはベロベロに酔っ払っていておばかさんで、愛おしい。


こういった話がMCでわさわさ聞けるのだから、わちゃわちゃ好きにはたまらない。
その他にも今回はユニット曲があり、そこでもメンバー内の関係性や見せ方を楽しむことができた。その中に私が特に好きな安田さんと錦戸さんの組み合わせがあった。この二人は昔ヤン坊マー坊天気予報のCMに出ていたことから「ヤンマー」と呼ばれている。なんなら私はこのヤンマーに対しての思いだけでも1エントリくらい書けそうではある。その「ヤンマー」が「アイスクリーム」というとても三十路とは思えないかわいらしい曲を「本人らが作詞作曲」し、アイスクリーム型のマイクを持ってとてもキュートに歌い踊っていた。それだけでもうたまらん!たまらん!となる。それがさらに「横山さんの指示(考え)」がもとになっている、というところで、ブレーン横山裕が見るメンバーという側面も追加され、一気に物語が膨れ上がる。このアイスクリームという楽曲はオタクにも人気があったようで、ジャニーズ楽曲対象でも42位にランクインしていた。

もちろんどのグループにも組み合わせや関係性を愛でるという楽しみ方があると思うが、関ジャニ∞はその種類・頻度ともにとても多いのである。

また、メンバー内の関係性だけでなく、メンバーとファンの関係性をつくるのもうまいな、と思う。これは逆に言えば「関ジャニ∞は内輪ぽい」と言われる所以なのかもしれない。関ジャニ∞のファンは「eighter(エイター)」と呼ばれるが、これは渋谷さんによって名付けられ、何度となく呼びかけられたり、歌詞に使われたり、ライブタイトルに使われたりしている。こんなにオフィシャルにファンの呼び名が使われるグループも珍しいのではないだろうか。また、ライブのお約束がつくられることもとても多い。「ズッコケ男道」の間奏では「ソイヤソイヤソイヤソイヤ」という掛け声を会場全体で言うが、これも以前のライブでたまたまメンバーが発したものが発端になっていると記憶している。どうやら彼らのなかでも言葉やフレーズのブームというものがあるらしく、それをライブ中、曲中に発して、定番になるという流れがあるのだ。今回のライブでもなぜか「ずっちーな」という織田裕二の物まねをC&Rする場面があった(文字で書くと謎すぎる)。前々日のラジオ公開録音でメンバーが口々に「ずっちーな」と言っていたのだが、それがライブ中にも登場し、ファンも一緒に盛り上がる材料になる。こういうお約束をつくることで、ライブの一体感がつくられているところもあると思う。先ほど「関ジャニ∞は内輪ぽい」と言ったが、同時に会場全体を内輪とする力も大きいとも言える。同じ場所にさえいれば、皆こちら側の人間というタイプのジャニーズ。「魅せる」とは逆方向だがそれは確実に楽しい。(もちろん「魅せる」要素もたくさんあるが、やはり他ジャニーズと比べると少ないのではないかな、と感じている。)


・音楽という強み
関ジャニ∞を語る上でかかせないのはやはり「音楽」であり「バンド」である。わたしはどちらかというと「ジャニーズたるもの踊ってなんぼ」「関ジャニ∞もガシガシ踊ってくれ」と思っている方だが、関ジャニ∞のライブについて言及するとき「バンド」は外せない。今回のライブは以前に比べるとバンド曲自体は3曲と少なめだった。ただしそれはとても濃密でとてもかっこよかった。確実にバンドとしてレベルアップしていると感じた。
バンドセッションコーナーは、村上さんのピアノソロから始まり、横山さんのトランペットがはいってくる。ここでわかりやすく感動してしまった。わたしが以前見ていた頃のバンドセッションは、丸山さんスタートが多かったと思う。そこに大倉さんのドラムや安田さんのギターがあわさり、渋谷さんの声が重なる、いわゆるすばるBANDという形で披露されていたもの。それが今回メンバー全員でおこなわれていた。それぞれがそれぞれの役割を担い、見事に音楽にしていた。最初は一部の人だけだったものが、各々の努力や熱意によって全員で成し遂げられるものになったっていう、わかりやすい成長にとても心がうたれた。

また、基本的にわたしは関ジャニ∞のことを安定した「歌唱力があるグループ」としてみている。圧倒的メインボーカリスト渋谷すばると、昔から歌唱力に定評がある錦戸亮。目立たないかもしれないが安田さん丸山さんのピッチの安定感はすごい。音域も音質も自由に操れるため、様々なコーラスを担当しており、職人ぽさがとても輝いている。大倉さんの甘い低い声も、村上さんのはっきりした声も、横山さんの繊細な声も、どれも曲に表情をつけ幅を広げるのに一役買っている。今回のパンフレットでは各々の歌の分析と、その生かし方についても詳しく書かれていて、とてもおもしろかった。



安田章大の話
最後に、やはりどうしても担当を目で追ってしまうということで、安田さんの話を少し。
このライブに関していえば、安田章大はとてつもなく「雄」であった。フェロモン?ホルモン?なんかそういうのが体中からほとばしっていて、異様な熱気だった。普段はお花畑ふわふわ〜なイメージが強いが、そうだ、安田さんはこういう一面をもっていたんだと思い出させられたし、とてつもなくかっこよくて、素直にやられてしまった。オールバックの髪型のせいかな?と思っていたが、前髪をつくるようになってからも、雄感は全く衰えることがなかった。むしろ前髪をかきあげるという動作が増えたため、セクシーさが加わり、最後の方は無敵だった。男安田ここにあり。メンバーからも色気が出たと言われていたし、ツイッターなどでもそういう意見をよく見た。本当にどうしちゃったのっていうくらい男安田だった。
また、そういう安田さんをしっかり見るチャンスも多かったな、と思った。これはあくまでも、無意識に安田さんを探してしまっているわたしが感じたことだが、「歌の要所」「決め所」をまかされるところが増えていた。わかりやすく言えば「象」の出だし。高橋優さん作詞作曲のギターの音が印象的なとてもかっこいい曲。重めのギターで始まるイントロに重なる安田さんの吐息と、歌い出しのやや低めの声、何かを睨みつける目。見事に世界観を表現していて、さすがだ、と思ったし、そんな役割を任せられている安田さんがとてつもなくかっこよかった。
それなのに最後の「オモイダマ」では毒気が抜けたような穏やかな顔をして歌っていたのも印象的だった。どこに振れるにしても振れ幅が大きい。それが安田章大の魅力のひとつだな、と感じた。



「まだ夢の途中」「まだ夢の途中」と叫び続ける彼ら。その夢が達成されるまでいつまでもついていきます!という気持ちにさせてくれたのが関ジャニズムだった。
はやくDVD出てくれないと、ニズムロスがおさまらない!!!(と言いながらも次から次へと舞台やドラマが決まって、勢いがとまらん!っていうのも事実。やはりどこまでもついていきます!!!)

「Mr.S-SAIKOU DE SAIKOU NO CONCERT TOUR-」にいってきました

1/11 Mr.S-SAIKOU DE SAIKOU NO CONCERT TOUR- in ナゴヤドームに参戦してきた。席は5階の1番うしろ。わたしの上にも後ろにも人はいない正真正銘の天井席だった。だいぶ時間も経ってしまったけれど、感想を書くよ。

 

・世界観
照明が落ちるとMr.Sの映像が流れ、コンサートがスタートする。SMAPの5人が何者かに追われている、しかもわりとやばいっていう設定の映像だ。車を運転する中居君。その映像がすでにセクシーで大人の色気。って思っていたらばーんって壁破って車で現実世界に登場する中居君。映像から現実への見事なリンク。現実と仮想の境目があいまいになる瞬間。これから行われるのは夢かまことか。一夜限りのショータイムの始まりとして、最高だと思った。
スタートに限らず、SMAPは世界観のつくり方がうまいな、と思う。アルバムをとおしたメッセージやカラーががわかりやすくステージで表現され、一体になる感じ。それらを実現するために舞台装飾や映像、ダンサーや衣装の配置が素晴らしい。カラフルなスーツを身にまとい踊っていたSMAPが気付けば女性ダンサーと入れわかっている最初の演出がとてもすきだ。いっきにそこで引き込まれた。

 

・王者の風格
ジャニーズ界に限らず、アイドル界ひいては芸能界でも頂点に君臨するSMAP。その王者としての風格があちらこちらにちりばめられているなぁと感じた。絶対的王者感。意図してか、意図せずともにじみ出るものなのかはわからない。一番最初の金色のロングコートのような衣装で5人が並んだ瞬間、全世界がそれにひれ伏すると思った。ひらひらと長いロングコートは酸いも甘いもかみしめた40代だから様になるもので、ある意味ジャニーズのプライドのようなものも感じた。あのロングコートSMAPにしか着こなせないよね??っていう。もうそれだけで全て物語ってるじゃん!てなる。大人アイドルの完成系ここにありかと。

それは中盤のCrazy FiveからTop of the worldの流れにも感じた。ていうかTop of the Worldが素晴らしすぎる。あの5人がTop of the Worldだって言われてしまったら文句言えないんだもん。そうです、そのとおりです、あなたちがTop of the Worldですってひざまずくしかない。終盤「駆け抜けろ」って歌詞で、センターステージで歌っている全員が後ろ振り返ってメインステージに戻るのだけれど、その後ろ姿があまりにたくましくて、あぁこれがTop of the Worldにのぼりつめた背中で、Top of the Worldに連れて行ってくれる背中なんだな、って思った。そんでもってTop of the Worldっていう歌詞を歌うときに、メインステージでⅤの形に火が吹くのもまた最高だった。ここまででちょっとTop of the Worldって言いすぎだな。でもそれくらい聞きたかった曲なのでとても感激した。とても感激したのでまだもうちょっとTop of the Worldの話をすると、もう十分Top of the Worldなのに、まだ「駆け抜けろ」「前へ前へ」ってさらに上を目指すのは、もはやちょっと怖いと思った。これ以上どこへ行こうとしているのSMAP。5人旅から27時間テレビを経て、今回のツアー、SMAP全然衰えてないじゃん!ていうかばりばりカッコいいじゃん!っていう流れが一般にも浸透していると思う。価値の再発見。40代をすぎてもなお進化し続けるって、恐ろしい。そんなに上に上にばっかいかなくてもいいんじゃないのと思ってしまうゆとりはひたすら恐怖を感じる。もちろん生ぬるくないからこそ、圧倒的にかっこいいことはわかっている。ジャニーズの後輩は大変だよな。全然上が引退しないんだもん。いつまでも現役でいつまでも最前線なんだもん。文化も歴史も塗りかえて作ってきて尚それを更新し続ける先輩を超えるって並大抵じゃ無理だ。わたしがアイドルだったら絶望しかない。まぁそこを個性とかカラーとかやり方とかでくぐり抜けたりぶつかっていったりするその他ジャニーズを見届けるというのもまた楽しいんだけど。なんか話がずれた。まぁとにかくSMAPは、わかっていても感じざるを得ない絶対王者だったということ。

 

 

・それでいてめっちゃかわいい
こんなに王者でばりばりだったのにところどころめっちゃかわいいSMAP愛おしすぎた。
まず、5人でひとつのトロッコに乗ってくるからね。なんで!普通2人と3人にわかれるんじゃないの!しかも大きくて画面とか装飾がついているフロートと呼ばれるものではなくて、シンプルで柵しかないザ・トロッコ。そこでわちゃわちゃするSMAPかわいすぎか。わたしがいった公演では5人でトロッコに乗り込むときに、まだ吾朗ちゃんがのっていないのに、中居君が柵をしめて早く行け早く行けってスタッフに指示をだしていたらしい(MCより)。吾朗ちゃんがMCで「中居君ぼくが乗る前にしめたでしょ!」って言っているのかわいすぎたし、いたずらする中居君の顔もかわいすぎた。くそう。
つよポンもトロッコにのって「一番うしろのみんなもみえてるよ~!」って言ってくれたのまじ天使だった。今回一番うしろにはいってみて思ったけど、あの発言嘘だ。なぜなら、一番うしろからそっちがあまり見えていないからね!!!これ真理!!!!!でも良いんだ。みえてるよ、って言ってくれることが大事。一番うしろもアリーナ最前と同じ料金を払ってはいっているということをきちんと意識して、存在していることをわかってくれるだけでこんなに嬉しいのかと思える。
他にも、最後中居君がラッパをぴーぴーならしていたり、木村君が誰よりも早くステージの端にはしろうとしていたり、5人でウォシュレットの強さの話して、強い派弱い派どちらか争ってみたり、なんなのこのアラフォー…ってなった。みんなとても楽しそうできゃいきゃいしてて、これをひたすら愛でていたい気持ちになった。

 

 

・とにかく最高にHAPPY
全体を通して、SMAPのコンサートはひたすらにHAPPYだった。
2013年の最高ソングJoyでは「無駄なことを一緒にしよう」「いろいろあるさ人生は 楽しい歌でもうたっていくのさ」っていって言ってくれる。SMAPにあわせて会場全員でJoy!Joy!って言う。これができたのめっちゃ嬉しかった。わたしたちがお金や労力やその他諸々を犠牲にして得られるものは刹那的な幸福だけなんだけど、それが人生で、Joyなんだなって思った。それをSMAPが言ってくれるって心強すぎる。
その他にも、「笑顔抱きしめ 悲しみすべて 街の中から消してしまえ(オリジナルスマイル)」「世界中が幸せになれ(オリジナルスマイル)」「その笑顔 笑い声 うまく説明できないけど… 痛み 悩み 苦しME 全部ぶっ飛んでっちゃうよ(ユーモアしちゃうよ)」「愛し合ってるかい?(Yes we are)」「笑った者勝ちピースヒップだね(ビートフルデイ)」あたりの幸福感。もはやSMAPと幸福感って切り離せない存在になってる。こんなに生の意味を肯定してくれるってなんなのオザケンなの。いろいろあるけど生きることは楽しいんだはっぴーなんだ笑おう笑顔最高!って何度も語りかけてくれるSMAP尊すぎる。

 

 

ここまででかなり長くなってしまった。

 

他にも
・曲中に自己紹介と最初の挨拶いれるのは場がダレなくていいな
SMAPの曲はふーとかふっふーっていえるものが多くて、一体感がでやすい
・本人達がやりたいことと私たちがやってほしいことと想像していなかったことのバランスが絶妙
・衣装の違いに個性あらわる
・振り付けにも個性あらわるのは各々がかっこいいを追求してきた結果か
・お正月バージョン凝ってる楽しい
・雪が降ってきたの振り付け超かわいい
・4時間って長すぎだろ
とか思ったことはいろいろあったけれど、これ以上は長くなりすぎるので止めておく。

 

まぁとにかくSMAP、最高で最高だったよ!ということ。
次にこれがあるのは2年後か。そのときはどんな景色を見せてくれるんだろう。考えただけでゾクゾクしてしまうね〜〜〜!!!

ジャニオタに出戻ったわけ

どうも初めまして。関ジャニ∞安田くん担当のつなと申します。
最近ジャニーズやその他趣味のブログを楽しく読ませてもらっていて、まぁとにかく楽しそう!と思ったのでブログを始めてみることにした。とりあえず今回は自己紹介も兼ねて、わたしがどのように関ジャニ∞に”出戻った”のかを書いてみたいと思う。

 

そもそものわたしとジャニーズ出会いは、母親が現場大好きなミーハー種族だったおかげで、物心ついたころからSMAPコンサートに連れて行かれていたことだ。親子席じゃなくて(当時そんなのあったのかな?)、スタンドから背伸びしてみるSMAPはとても輝いていたんだと思うけど、それ以前に良く見えない、って思った気がする。でもMCがとてもおもしろくて、音楽にあわせて大勢がとんだりはねたりして、揺れているペンライトはとてもきれいで、これはたまらん!!!って幼心に思った。そんな環境で育ったから、まぁ素直にジャニオタの道に転がって行くよね。
初めて自分でとったチケットはKinKi KidsのF Concert-Fun Fan Forever-だったと思う。暗くなって、どーんって音がして、イントロなしに歌い出すカナシミブルーがめっちゃめっちゃめっちゃかっこよかったの覚えてる。全身鳥肌。そこからしばらくゆるい光一担だったのだけれど、高校にはいり、いろいろあって気づけば関ジャニ∞にだだはまりしていた。バイトもしてなかったから毎月のお小遣いのやりくりを必死に考えて、行ける現場には足を運び、買えるCDやDVDはぜんぶ買った。時期にしてちょうどF・T・Oくらいからズッコケ男道くらいまで、私の生活の大多数を彼らが占めていた。ジャニオタが楽しすぎて楽しすぎて、ジャニーズ最高一生ついていきますから!!!!って本気で思っていた。

 

 

のに!

 

 

大学にはいって2年目の夏にわたしは関ジャニ∞のファンクラブを抜けた。

 

 

非常に切ない。ジャニオタという青春のレンタル期限はまだ続いていたであろうに、わたしはその期限より早く、返却ボックスに返してしまったのだ。(ジャニオタ以外の青春はレンタルできませんでした。)その理由をまとめておく。もしかしたら本気でヲタ卒目指している人(そんな人いるのか)の参考になるかもしれないし、ヲタ卒しそうな人を引きとめようとしている人(こっちはいそう)の参考にもなるかもしれない。

 

 

1.お金がなかった
はい、単純!
特別苦学生というわけじゃなかったものの、それでも普通にお金がなかった。ジャニオタはまぁとにかくお金がかかる。ジャニオタに限らないかもしれない。向こうはお金を落とさせようとしてくる。それに対してお金を落とさせてくださいっていう関係。主従関係の意味が分からない。資本主義が聞いてあきれるくらいなにも平等じゃない。
またお金がなかったことに加え、いろいろなものにお金を使う楽しさに目覚めてしまった。例えば洋服だとか、ランチだとか。普通の女の子が「かわいい、買おうかな!」って言って買えるものを、同じように躊躇なく買える楽しみ。「ワンピースが8000円…1公演分か」というジャニオタ電卓を止めておこなう買い物はなんて自由で気持ちがいいんだろう!全ての価値を一回ジャニーズ貨幣(舞台・コンサート・CD・DVD・写真・グッズ・遠征代など)に換算する買い物はもうこりごりだ!と思った。

 

 

2.忙しかった
これまた、単純!
大学にはいって始まった1人暮らし。授業はもちろん、バイトやサークルに精を出していたため、ジャニーズを追いかける時間がなかった。世界が広がりすぎた。

 

 

3.つまり、他に楽しいことをみつけた
結局。
いままでジャニーズ中心にまわっていた世界を、サークル中心に変えてしまった。お金も時間も優先順位はサークルだったから、そりゃあジャニーズにつぎ込む余力なんてないよ、って話。

 

 

4.まわりにジャニーズ好きな友達がいなかった
でも一番でかいのはこの理由なんじゃないかと思う。
学部でもサークルでも、友達にジャニーズがすきな人がいなかった。いや、いたのかもしれない。しかしわたしはどのコミュニティでもまずジャニーズ好きを隠すという癖があるため、なかなか見つけることができなかった。ひとりでオタク活動をしていくのはさみしい。できれば誰かと思いをぶつけあいたい。コンサートだってカラオケだって一緒にいきたい。ドラマに出ることが決まっては喜び、雑誌のビジュアルに難癖つけながらデレデレと自担への愛を垂れ流したい。それができる友達を見つけることができなかった。いまはTwitterがあるので、わりといろんな人の意見をみたり、自分の感想を書き込んだりできるが、当時はmixi全盛期、TwitterよりはクローズドなSNSしか普及しておらず、それも難しかった。

 

 

そんなこんなで気づけばジャニーズからも関ジャニ∞からも距離をとるようになってしまっていた。
その間関ジャニ∞はぐんぐん大きくなり、5大ドームツアーや24時間テレビの司会をするようになっていた。わたしはそんな彼らの活躍をなんとなくは知っていたものの、あの時の情熱はどこへやら、すっかり他人事だった。

 

 

けれど!!!

 

 

空白期間約3年とちょっとを経て、この度めでたくジャニオタに出戻ってまいりました!!!!ぱちぱち。担当は、あの頃とかわらず、関ジャニ∞安田章大くんです。

 

てなわけで、本当にきれいに出戻った。
新しい誰かに降りる(こういう場合も降りるっていうのかな?)わけでもなく、関ジャニ∞に出戻った。きっかけはいろいろあるけれど、結局フラッと2013年コンサートJUKE BOXに行ったのが大きい。これはやはりジャニーズのコンサートの楽しさ、とくに関ジャニ∞のコンサートの楽しさを象徴してるなって自分でも思う。とは言うものの、一応puzzleコンまでは毎年1回は関ジャニ∞のコンサートに行っていたし、5ドームツアーも1回だけだが入ったし、母に連れられSMAPのコンサートにも行っていたので、JUKE BOXはあくまでもきっかけのひとつにすぎない。ジャニオタに出戻った理由はおそらく以下のこと。

 

 

1.お金ができた
社会人になって余裕がうまれてきた。お金をもったオタクはこわいよ。

 

 

2.時間ができた
サークルを卒業したのと、仕事が意外と忙しくなかったことで、時間に余裕ができた。生活の中心があいてしまった。

 

 

3.他に楽しいこともみつけられていない
社会人になっていろいろ手をだしたものの、これといった趣味がみつけられておらず。

 

 

4.まわりにはジャニーズ好きはいないけれど、ネットの世界にはたくさんいた
先ほども書いたけれど、やはりTwitterの存在が大きい。あとブログね。素敵なことばでジャニーズを記述できる方の多さに本当に驚いた。うわなにこれ楽しい!と思った。そうなったら次は私もやりたい!だった。気づけばTwitterアカウントを開設していた。拙い(というかボギャブラリーがほぼない)ことばで感想を書き込んだりしているうちに、少しずつだけれど、エイターさんとお話をするようになり、もうこれは、楽しいぞ!!!って思っている。やはり思いを表現できる場は大切だ。

 

 

 

つまり、「ジャニオタに出戻った理由」は「ジャニオタを辞めた理由」が解消されたから、というわけだった。
他ジャニーズではなく関ジャニ∞に出戻ったのは、デビュー前後のいちばん熱くて不安定な時期を見てしまったから、というか、その時期を体験するのがすきだったから、という私の嗜好の問題だと思う。初めてみたものを親と思う的なあれ。結局好きだったんだもん。俺らに一生ついてこいよって言うんだもん。って頭にお花まきちらしながら(花冠じゃないよ)言っておく。ただ、発言や思いなんて全然確約できるものではないことは、一度ジャニオタを辞めたからこそ、身にしみてわかっている。一カ月後に担降りしている可能性も無きにしも非ず。それでも、しばらくは、この環境から抜けだせない予感はぷんぷんしている。

 

 

 

ここからはただの愚痴、というか後悔の念。
ジャニオタを離れていた日々も楽しかったし、充実していた。
それでもあんなに「8周年はお祝いしよう!」って思っていたのに、なんでこんなアッサリとスルーできたのかな当時のわたし!!薄情にもほどがあるよばか!!!ばかばか!!!!そんでもって8UPPERSなにこれ!これ徐々に明かされてったんでしょなにそれ楽しそうすぎる!!!めっちゃかっこいいんだけどこの人たち!!これを逃してふわっと学生してたなんて人生損してる!断言する!!人生損してるよわたし!!!!
もうとにかく当時の熱量やおこった出来事を体験できていないことが悔しくてしょうがない。戻れるなら戻りたい。でもどうしようもないから前を向いて生きる。これからは見逃さないようにしっかり目を開いて生きることで、過去の自分を許していくことにする。