ままならないから私とあなた / 担降りするということ

オタクの数だけ存在する担当の定義、わたしはわりと操を立てるタイプのジャニオタなので、「この人を一番に置くこと(およびその宣言)」を担当という言葉に託してきました。各グループに好きな人はいるけど、担当と呼ぶのは一人だけ。どの場面でもどの現場でも、胸をはって掲げたのは「安田担」。ヤスくんは安田担を特別扱いする方ではないけれど、安田担であることは誇り高くて、とても幸せでした。なのに、その、担当について、ぐらぐらし始めたのが2019年。ここ数ヶ月、正直どういう気持ちだったかというと、

 

・とにかくケンティーがめっちゃかっこいい

Sexy Zoneのこれからを応援したい

Sexy Zoneの"そのとき"をこの目で見たい

関ジャニ∞の船からはおりたくない

・ヤスくんのビジュアルがどうしても好きになれない

・7人の頃にすがってしまって前を向ききれない

・とはいえやっぱり関ジャニ∞は好き

関ジャニ∞を好きだなと思えるところがあちらこちらで見つけられてうれしい

関ジャニ∞を好きなひとたちも好き

Sexy Zone自分たちの望みを叶えてほしい

Sexy Zoneのファンダムに馴染める自信がない

Sexy Zoneを語る語彙をまだあまり持っていない

・やっぱりヤスくんのパフォーマンスがすき

・ヤスくんの歌も表情もダンスもすき

・ケンティーが恋すぎて動悸息切れ

 

 

みたいなこと。これを、ぐるぐるぐるぐる考え続けていました。うっすらぼんやり半年くらいは考えていました。これらってたぶん全部違う気持ちで、必ずしもトレードオフではないし、多少の影響はあるかもしれないけれど因果関係はほぼない、はず、なのに、わたしがややこしい担当の定義をもってしまい、それをアイデンティティにしてしまったがために、自分は今後誰担として生きていくのか?を考え、あーでもないこーでもないとぐずぐず言って、会う人会う人にもぐずぐず言って、まぁ、とにかく、煮え切らなかったわけです。

担当って誰に強要されてるわけでもないし、ていうか勝手に名乗ってるだけだし、気に病むようなことではない、のに、まじで、ずっと考えていました。周りはマンションを買うとか資産形成を考えてるとかキャリアプランの話とかをしていたのに、わたしは、ずっと、自分の担当のことを。もういい歳なのに。。。担当制度の採用をやめてもよかったんですけど、自担っていうの、結構好きなんですよね。

 

で、結局、なんの結論も出しきれないまま2019年が終わろうとしてしまい、まぁどうしようかな、このまましばらくはこんな感じでいくかな……って思ってたんですけど、2020年1月1日0:00に、ぶっこまれたじゃないですか、中島健人平野紫耀プロジェクトが。ぶっこまれた割になにやるのかぜんぜんわからないプロジェクトが。私も含め好き勝手なこというじゃないですか。もう、そこで、火がついてしまいまして。

 

 

わたし、2020年1月1日から中島健人担として生きます。

 

 

なんか、いろんな意見見て、わかるんだけど、言いたいことはわかるんだけど、「うちの健人に何をいうんだ!?」という人格が生まれてしまったんですよね。来年は優しい人になりたい、薔薇を差し出せる人になりたいって散々言ってるし、セクシーの皆様はそれができる人だから本当にすごいなって思ってるんですけど、でもね、わたしは基本的に、行動原理が「怒り」なんですよ。ムカついてるときが一番やる気がでる。You&J民は戦闘民。

 

Sexy Zoneを、中島健人を、自分の中心に据えてジャニオタをやるのは、正直、愛と修羅の道だな、と思っています。幸せはたくさんもらえるだろうけど、一筋縄ではいかないんだろうなってことも、なんとなく気づいている。でも、わたしも、その道を、一緒にすすんでいきたいと、できれば薔薇を差し出しながらすすんでいきたいと、そう思ったんです。

 

冒頭で述べたように、安田担でいた10年くらいは、本当に、本当に、幸せで、楽しいことばかりでした。いや、つらいこともあったし、ヤスくんが炎上してるときはまじで胃が痛かったんだけど、でもヤスくんは絶対裏切らないから。コツコツと準備をして、結果で返すタイプのアイドルだから。だから安心してずっと好きでいられたし、毎回好きを更新することができました。どこに出しても恥ずかしくないって思ってたし、もっと世間がヤスくんの魅力に気づいてくれーって思ってた、ていうか今でも思ってる。ビジュアルにブレはあるけど、見たら絶対好きになる踊りと歌と表情と姿勢と性格と器の大きさと、なんか、とにかく、こんな最高な人はいないんです、これは本当にそう思う。「担降りしても嫌いにならなくていいんだ」って気づくまでにも結構時間がかかったんだよな。どちらかというとDDだし、ジャニーズの他のグループも大好きなのにね。勝手に、長年付き合ったカップルのような目でヤスくんを見てしまっていたのでした。今更別れる理由なんて見つけられないよ。

 

ケンティーとヤスくんは、わたしからみて、メンバーカラーが青なところと前歯が可愛いところ以外の共通点があまり見つかりません。だから、中島健人担ぽくないねって言われるのも、まぁわかる。でも、ヤスくんと同じところを好きになるんだったら、ヤスくんでいいじゃん?ヤスくんと同じベクトルでヤスくんを超える人はいないので。ケンティーは、ヤスくんとは違う好きを教えてくれた人。というか、比べることなんてできないんですよ、ほんとは!!!だって全然ちがうし、そもそも抱く感情もちがうし!!!

私が勝手に担当を一人にするっていう前提で世界を構築してしまったのが悪い!でも、もうそれはしょうがない。

 

折り合いをつける方法はいろいろあったんだろうけど、いまは、素直に、「ほんとごめん、ほんとありがとう」の気持ちです。担当じゃなくなったからって何かが変わるのかな?表層は変わらないような気もします。完全に私の中の決めの問題だからな。

 

これから、どうなるかな。別にどうにもならないかな。でも、決めたからには、もう、最高にするしかないので。

 

みんなだいすきだよ。

 

2020年、今年も、よろしくお願いいたします。