ジャニーズ楽曲大賞2018解剖 上位曲の得票結果をのぞいてみる

初めて真面目にジャニーズ楽曲大賞の数字をみてみました。ジャニーズ楽曲大賞は、あらゆるランキングがcsvで落とせるという神仕様で、いくらでもしゃぶりつくせるポテンシャルをもっているのです。

あんまり詳しい分析とか、マイニングとかはできないので、単純にどういう人たちが参加していて、どういう風に投票しているのかなぁっていうのを少しまとめました。

言葉の使い方がおかしかったり、数字が間違ったりしている可能性がありますが、薄目でみてもらえると助かります。明らかにおかしいところはご指摘ください。

 

ジャニーズ楽曲大賞とは?

2006年から毎年開催されている、ジャニーズファンによるジャニーズファンのための投票イベント(非公式)。参加者は2万人を超える。詳細は公式HPをご確認ください。

ジャニーズ楽曲大賞2018

 

 

参加層

ジャニーズ楽曲大賞Twitterで行われるイベントですし、ファンクラブ会員数や一般的な知名度と、楽曲大賞に参加しているファンの数が必ずしも比例するわけではないです。だからこそコアな楽曲がランクインしたりして面白かったりするのだけど、どういったファンが参加しているかによってランキングも微妙に変わってくると思うので、まずはここを抑えたい。投票するときに入力する担当を集計したものなのかな。ざっくりと、こんな感じ。

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ジャニーズ楽曲大賞 参加人数

まずもって、参加人数の多さにビビります。担当無記名の人はここに入ってきていないと思うので、実際はもう少し多そうです。とにかく、アリーナサイズの会場は余裕でうまるくらいの人数。念のためだけど、ファンの数ではなく楽曲大賞への参加数なのでご注意を。

各グループの割合はこちら。

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ジャニーズ楽曲大賞 参加人数割合

参加者の層はランキングにも影響してくるので、単純にこの割合=楽曲大賞ランキングへの影響度と思ってもいいんじゃないかな、と思います。公式ファンクラブ会員数が大阪の人口を超える嵐担の割合が必ずしも大きくないところが面白いところです。あとHey!Say!JUMP担は楽曲大賞がすき。そして、見逃せないのがJr.担の多さ。ジャニーズJr.は自分たち名義の曲をもたないので、投票先は自ずと「自担以外」になります。一番幅広い楽曲を聞いている層ともいえるはず。浮動票っぽいのもここですね。

参加人数前年比はこちら。

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ジャニーズ楽曲大賞 参加人数前年比

前年より増加しているところに色をつけてみました。分母によって1人の重さが変わってくるので、あまり細かい数字に囚われるのは意味がないかと思います。へぇ、こんな感じかぁ、ふむふむ、と思ってみてください。今年はKing & Princeがデビューしたので、去年のJr.担はキンプリへ流れた(=jr.担の数が減った)のかな?と思ったけど、Jr.担の数はばっちり増えていたので、そういうわけではなさそうです。Jr.担は毎年確実に増えており、2017年からHey!Say!JUMPを抜き、1番多い層になっています。

ちなみに2年前比はこんな感じ。

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ジャニーズ楽曲大賞 参加人数2年前比

 我が軍関ジャニ∞がじわじわと参加人数を減らしているものやや気になるけれど、まぁそういうこともあるでしょう。

 

参加層がなんとなくわかったところで、楽曲大賞ランキングの中身を見ていきます。

 

楽曲大賞1位「シンデレラガール / King & Prince」 の強さ

今年の楽曲大賞文句なしの1位はキンプリのシンデレラガールでした。得票数31,440ptは全328,836ptの9.6%を占めます。2位の「ここに / 関ジャニ∞」とはダブルスコアです。ここに も得票率は4.1%あり、数字としては十分だからこそ、余計にシンデレラガールが突出しているのを感じます。ダブルスコアは2014年1位の「ウィークエンダー / Hey!Say!JUMP」以来。ウィークエンダーも9%近い得票率であったけれど、それを上回る結果となりました。これを圧倒的と言わず、なんと言いいましょうか。ちなみに2017年1位の「背中越しのチャンス / 亀と山P」は4.6%、「NOROSHI / 関ジャニ∞」は4.4%の得票率です。

 

他担からの得票率

シンデレラガールは他担(King & Prince以外を担当とするファン)からの高い票を得ました。他担からの得票率は上位5曲で明確な特徴が出たので紹介します。

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セグメント別得票率

青色が自担(そのグループのファン)からの投票、赤と黄色がそれ以外からの投票。赤色の他担はデビュー組の担当による票です。

シンデレラガールは7割が自担以外からの投票です。またJr.担よりも、デビュー組担当からの投票が上回っています。同じキンプリでも2ndシングルのMemorial(15位 4363pt)は自担以外からの投票は26.3%であり、割合は逆転。シンデレラガールはデビューシングルであったため、多くのジャニーズファンが気にかけたことが大きく影響していそうです。注目度が高い曲が良曲って最高の状況。個人的にはシンデレラガールは本当によく聞いたなぁという印象があります。いや、わたしはそもそもCDを買ったんですけど、それ以前にとにかくテレビでよく聞いた。売上が立ったから音楽番組によく出たのか、5月に発売して年末までありとあらゆる番組で歌われていました。回を重ねるごとに衣装が豪華になっていったのは夢があったな……。カウコンテレビ放送のオープニングもシンデレラガールだったし、本当に2018年を象徴する曲でした。

同じように自担以外デビュー組の票を集めたのは「カラクリだらけのテンダネス / Sexy Zone」です。中島健人くん主演のドラマ主題歌ですね。常々、セクゾはジャニヲタ受けがいいと思っているので、この得票にも納得です。

「逆転ラバーズ / KEN☆Tackey」は自担以外の中でも特にJr.担から票を集めています。人数のところでも触れましたが、今、一番ランキングへの影響力を持つ層がJr.担です。ここを掴めるのは大きい。KEN☆TackeyはJr.がたくさん出演している滝沢歌舞伎きっかけのユニットであることからも、Jr.担には馴染みが深かったのかなと思います。

反対に、「ここに / 関ジャニ∞」と「BANGER NIGHT / Hey!Say!JUMP」は自担得票率が高いです。この二組はそもそも参加数も多いため、いかに自グループの中で曲が割れないか、が肝になりそうです。今回関ジャニ∞は曲数が少なかったのですが(詳しくは後述)、Hey!Say!JUMPは38曲もある中で票を固められたというのは、それだけパワーがある曲なのかなと思います。

 

ちなみに2018年、2017年は楽曲大賞の他担票ランキングとJr.ランキングは似たような傾向が出ていました。1位はすべて同じ。

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2018年 上位5曲

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2017年 上位5曲

一方で、2016年は上位曲にも結構差がありました。

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2016年 上位5曲

おそらく、参加人数の多い関ジャニ∞、Hey!Say!JUMPのランキング影響力が今よりも高かったから、そして相対的にJr.担の影響力が今より低かったからだと思います。Jr.担の票はすべて他担票に含まれるので、Jr.担が多くなればなるほど、他担票ランキングと似通ってくるはず。2016年時点では、関ジャニ∞担の参加人数とJr.担の参加人数はほぼ同じですが、2018年は倍以上差があります。だからこそ、この3つのランキングにあまり差がなくなってきたのではないでしょうか。また、関ジャニ∞と同じくらいの参加人数である嵐が上位にランクインしてこないのは、票が割れているからだと考えられます。


票が割れる

票が割れるお話も少し。

2018年、関ジャニ∞のリリース曲(楽曲大賞の対象曲)は5曲しかありませんでした。関ジャニ∞担が関ジャニ∞の曲にいれたポイント20,625pt。これを5曲で割るのですから、まぁそりゃ割れない(分散しない)わけです。そりゃそうだ。

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2018年 関ジャニ∞担ランキング10位

右は関ジャニ∞担が投票した全ポイント数に対する各曲の累積ポイント数です。上位4曲で全体の7割弱のポイント数を占めています。ポイント数の7割弱が4曲に固まっている、ということです。

一方で、2017年は、1位のTokyoHolicも得票率が12%ほどしかない上に、ポイント数の7割弱は9曲に散らばっています。

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2017年 関ジャニ∞担ランキング10位

2017年は、アルバムJAMがリリースされ、まさに「粒ぞろい」の年でした。TokyoHolicは楽曲部門全体では9位。他担票の割合は23%でした。ちなみにこの年の他担票ランキングの関ジャニ∞の中で一番順位が上なのは「今」です。2018年関ジャニ∞担ランキングで2位の「All you need is laugh」も他担票ランキングでは関ジャニ∞の楽曲中4位(下から2番目)です。TokyoHolic、All you need is laughどちらもメンバー作詞作曲であり、ファン内では人気が高いものの、いまいち外には知られていない、と言えます。どちらもアルバム曲なので仕方ないといえば仕方ないのですが、ちょっと勿体無いなぁと思ってしまいます。関ジャニ∞楽曲でメンバー作詞作曲はとても珍しいというわけではないので、楽曲自体が評価されている傾向が強いと思われます。しっかりランキング上位にくるのは、その楽曲が優れているからこそ。錦戸亮安田章大関ジャニ∞最強クリエイターが織りなす音楽がシングルカットされ、世に広く聞かれる日が来ることを願ってやみません。

 

少し話がずれました。

 

それでは2016年はどうでしょうか。2016年の関ジャニ∞対象楽曲数は15曲。渋谷すばるのソロアルバムをあわせると23曲ありました。

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2016年 関ジャニ∞担ランキング10位

対象楽曲数だけでいえば2017年と同じくらいと同じくらいでしたが、票の分散の仕方は2017年よりゆるやかです。1位のNOROSHIの得票率は24%とわりと高め。

2016年と2017年との違いは「アルバムが出たかどうか」です。2016年は楽曲数こそあれ、オリジナルアルバムはリリースされませんでした。初回・通常を全て買わないと全曲コンプリートできないカップリング曲と、1枚で大半の曲を聞けるアルバム曲とでは、同じファン内でもリーチした数が違います。だからこそ2016年は票が割れにくかったとも言えるのではないでしょうか。もちろんそんな中でもNOROSHIはゴリゴリにかっこよく強い曲だったので(とにかく和×バンドのパフォーマンスが最高でしたね…)、楽曲大賞1位にランクインしたのだとは思いますが、NOROSHIの発売が2017年だったらまた違った結果になっていたかもしれません。ちなみに2位のBlack of Nightはメンバー(安田章大)作詞作曲です。ほら、やっぱりいい曲だから上位ランクインしてるじゃん。。。

 


ちなみにセクシーたちはどうだったか

個人的にハマったSexy Zoneの担当ランキングはこんな感じ。

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2018年 Sexy Zone担ランキング10位

見事に割れてますね!!!楽曲対象の発表を見ながら「え?もうこの曲発表されたの?こんなに順位が下なの?」とちょこちょこ驚いたのだけど、票が分散した様が数字にもあらわれているようです。それだけ良曲に恵まれていたということですね。ただ、カラクリだらけのテンダネスとPEACH!には明確な差があるので、カラクリだらけのテンダネスの強さは伺い知ることができます。

 

最後に

ざっと見ていた感じや肌感覚と相違はありませんでした。とはいえ、明確な数字をまじめに見たのは初めてで、それは結構おもしろかったです。範囲を広げたり、分析をクロスオーバーさせたり、コメントをテキストマイニングしたりすれば、もっといろんなことが見えてきたりするんだろうなぁ。いつまででも遊べる最高のおもちゃ。。。まぁでもいったんはここまで。あとは他の人の分析を楽しみたいと思います。

今年はいっぱいジャニーズの曲を聞いて、もっと楽曲大賞を味わいたいです。毎年言ってるけど今年こそ!

 

私が投票したのはこちら。1〜3位、すべて楽曲大賞通りのものを選び、とても大衆的でした。

 

daa8tn.hatenablog.com

 

 

 

ジャニーズ楽曲大賞2018

今年もこの季節がやってきた!ジャニーズ楽曲大賞の時間だよーーーー!!!ということで備忘録も兼ねて投票したものと感想を残しておきます。

毎年思っているけど、主催者の方は何者なんだろうか。すごすぎる。毎年ありがとうございます。

 

 

5位「All you need is laugh / 関ジャニ∞

曲を依頼した観光局の方も「大阪の曲」でこんなにかっこよくておしゃれなものが出来上がるとは思っていなかったのではないだろうか。錦戸亮安田章大が作曲しただけあって、都会的でファンキーなサウンドの中にも遊び心が満載。…へたな音楽レビューですね。まぁとにかく、曲だけ聞いたらオオサカ!ナンデヤネン!ドナイヤネン!みたいな雰囲気はゼロ。なのに、耳をすませば、聞いたことのある旋律が。錦戸亮ちゃんは人に言いたくなるようなスパイスを忍ばせるのが得意だけど、今回もその手腕が遺憾無く発揮されている。歌詞も、大阪要素をこんなに綺麗に描写して散りばめることができるのがすごい。食い倒れ大阪の導入に"What do you wanna eat in kithchen of Japan?"を持ってくるセンスよ。なによりAll you need is laughというフレーズがでてきた時点で降参である。関ジャニ∞や大阪を一言で表すのにこんなに適切な言葉があるだろうか。関ジャニ∞ツアーGR8ESTのツアーTシャツには"If something sad happend to you we'll make you forget it with our rock."の文もあったし、自分たち(=笑い)で悲しみを飛ばすということを今まで以上に意識した年だったのかもしれないな。

 

4位「Pheromone / Sexy Zone

ハーバードも真っ青な顔面偏差値を誇る5人が「ただモテたい」とうたう。吹っ切れた軽薄さと、楽曲のクールさのバランスが心地よい。「一度はキャーキャー言われたいじゃない?」って存分にキャーキャー言われてるじゃん?って思うけど、てっぺんを目指すということは今あるキャーキャーの量では満足しないということなのかも?「青春ど真ん中を可愛い娘ちゃんの為に捧げよう」とはアイドルである自身の覚悟のようでもある。ファンの歓声を食べて輝くセクゾにぴったりな曲。

 

3位「カラクリだらけのテンダネス / Sexy Zone

とにかく曲がかっこい!金管大好き!曲調はKinKi Kidsの99% LIBERTYにも通じるものがある。いわゆるルパン三世の系譜です。SexyZoneはこういう雰囲気の曲がとてもあう。声の密度が高いからしっかり曲と絡まる。照れずにやってのけられるのがSexyZoneの強みだな。カラクリだらけのテンダネスっていう一見何言ってんのかよくわからないが、そもそもグループ名がSexyZoneだもんな。「噂のあいつはデンジャラス」「マヤカシみたいなデステニー」とキャッチーなフレーズで構成されているので気づいたら口ずさんじゃう曲。

ドロ刑も好きだったな。主演のケンティーがきゅるきゅるでめっちゃかわいかったのと、エンケンとの絡みがとても楽しそうで見ていて幸せだった。続編やってほしい。

 

2位「ここに / 関ジャニ∞

治癒薬のようでもあったし、アクセルのようでもあった。2018年はこの曲と共に過ごしてきた。最初は刺さるような気持ちで聞いていたこの曲を、素直に前を向いて聞けるようになったときに、関ジャニ∞が6人になっても大丈夫なんだと実感することができた。始まるんじゃない、始めるんだ。そうやって今までもやってきたんだ。もっともっと遥か遠くへ、また会えたら歌おう、リズム刻んで歌おう!

と、とにかくポエムになってしまう曲である。曲自体がどうとかこうとかでなく、2018年の関ジャニ∞を歌った曲なので、それ以上なにか言うことができない。ただ、このタイミングでWANIMAさん提供楽曲なのは正解だったな、と思う。素直な気持ちを程よく抽象化し簡潔に表現するのがうまい。

 

1位「シンデレラガール / King & Prince」

2018年、つらいことが多かったジャニーズ界隈をてらした一筋の光がキンプリデビューだった。親族ゴタゴタしている中で、甥っ子が生まれたみたいな気持ちでキンプリを見ているよ。

シンデレラガールはとにかく強い。キラキラ王道ソングど真ん中、学園ドラマの主題歌、歌うのは顔がいいセンター。この時代にアイドルに真正面から挑むの、まじかっこいい。下手するとダサいベタベタな曲だけど、みんな結局こういうのが好きなんじゃんっていうのは売上枚数が証明していた。そう、とにかく売り上げをつくったっていうところも強いんだよな。例に漏れずわたしも「君はシンデレラガール My precious one」「いつになっても幾つになっても君を守り続ける」に脳をドロドロ溶かしているのだが。オーシャンズ8見てバッキバキの女性になりたい一方で、シンデレラガールに身をゆだねたくなる夜もあるのです。。。

いろいろ言ったけど、超単純に「めっちゃ売れたから」を理由にしてもいいっていうくらい清々しく売れたなぁ。

キンプリってグループ名も超アイドルだし、デビュー曲もおとぎ話だし、みんなかっこよくて、背が高くて、衣装もキラキラしてるのに、口をひらけばちょっとトンチキなので、とてもバランスがいいなぁと思っている。どこかドライにアイドルを仕事と捉えているところも逆に安心できる。王道が天下をとる物語も大好きなので、今後の活躍にも期待したい。

 

現場部門「KANJANI'S EIGHTERTAINMENT GR8EST」

渋谷すばるを送り出し、6人でスタートを切るための見事なセレモニーだった。ヒリヒリした緊張に包まれていた初日。驚くほど爽やかにやりきったオーラス。関ジャニ∞が無事次の章にすすめてよかった。

 

1/23、円盤も最近発売されてます。

Blu-rayにはいっているKuraTikはTik Tokのようにメンバーが音楽に合わせてカメラ目線で超キュートに歌ったり踊ったりする天才企画なのでぜひ見て欲しい。企画者の大倉くんは「可愛くなる企画」と言い切る。可愛いだけで終わらないのが関ジャニ∞。やり切るメンバーも照れちゃうメンバーも、愛おしすぎる。ドームで映像見て卒倒するかと思った。ハッシュタグを巧みに使いこなしているのところもポイント高い。

 

MV部門「無責任ヒーロー jam with 東京スカパラダイスオーケストラ / 関ジャニ∞

楽器をひいて歌うだけの映像がとても清々しい。関ジャニ∞スカパラがそれぞれ一列に並んで向かい合っている様子はwest side story的なアレか。関ジャニ∞デビューシングルのMVは何もない白ホリで歌っているだけ(=お金がかかっていない)というのはファンなら誰でも知っているエピソードなのだが、同じ何もない空間でも、月日が経ち芸が磨かれ深みがうまれると、こんなにもかっこよくなるのかと感心してしまう。

渋谷すばるが、とてもかっこいい。コンパクトなギター(見た目で選んだらしい)を猟銃のように背負い歌う姿は誰よりも存在感がある。関ジャニ∞のメインボーカルだよなぁと思う。さみしいなぁ。

 

コンビ部門「錦戸亮&安田章大

見た目から想像されるイメージとは違い、お互いを「亮」「章ちゃん」と呼ぶギャップがたまらないと思っていたが、年末の8時だJ同窓会で幼き日の天使錦戸亮をみて、こりゃ「亮」「章ちゃん」と呼ぶ関係になるわと納得した。唯一の同い年、似てないのに似ている双子。

めっちゃ悩んで遠征用キャリーケースを買った

2泊以上する遠征にはキャリーケースを連れていく。長年使っていたキャリーケースの年季がえらいこっちゃになってきて、そろそろ買い換えたいなぁと思っていた。でも別に今のやつも使えないわけじゃないし、愛着もあるし、使い勝手も良いし、なんかいろいろ考えたり調べたりするのめんどくさいし…とずるずると放置すること早数年。ついに出会ってしまった。

 

セールに。

 

スーツケースメーカーaceの店舗にて。よく見ればあのキャリーにも、このキャリーにも赤札がかかり、定価に二重線がかかっていた。まじか。そりゃそうか。キャリーケースにもセールが適用されるということが頭からすっぽり抜けていた。本来は4万円を超えるキャリーが、半額で変えてしまう。これ、かなりチャンスなんじゃないか?背中越しのチャンスいまここに現る????

 

で、わたしは猛烈に悩み始めた。出会ったのが、これだ!!!と思える愛機なら話は早かったんだけど、そういうわけではない。なんていうか、理想とするキャリーケース像が描ききれていなかった。一見同じに見えるキャリーにも様々な個性(しかも、はっきりと知覚はできないが、確実に使用感に影響を与えそうな個性)があった。

いちど売り場を離れ、ショッピングモールをぐるぐるし、フードコートで休みながらもキャリーケースについてググって考えた。

 

キャリーケースに限った話ではないが、ものを買うときは基本的にパラメーターをあーだこーだいじって最適な組み合わせを導かなくてはいけない。大きさと、形と、重さと、もちろん値段と。

まずは自分の理想を想像する。今使っているキャリーケースに不満はないので、今できることができなくならないことが大切だと思った。

つまり、

  • 機内持ち込み可能サイズ
  • そんなに重くない(3キロくらい?)
  • できれば小型ロッカーにいれたい(横幅35cm以下)
  • 片面オープンの方が便利かも

みたいなところである。ソフトタイプの方が扱いが楽だと思うが、市場が圧倒的にハード優勢なので、ソフトタイプは選択肢が少ない。ハードタイプにすると片面オープンは難しいかもなーということをぼんやりと思う。

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名もなきボロボロのキャリーケース。

錦戸担、もしくは丸山担かのようなオレンジがかったイエロー。ソフトタイプなので軽いし、小回りがきく。小型ロッカーにもはいる優れものだが、角が削れてきているのでもう限界である。

 

 

売り場に戻り、まず目についたのはこちら。オンラインストアでは30%オフだが、店舗では40%オフだった。

store.ace.jp

シンプルでベーシックなデザイン。国産とのことで、ABS混合樹脂が含まれており丈夫らしい。サイレントキャスターがついているのもポイント高い。申し分ないスペックだったが、青色の在庫が切れていたため泣く泣く諦めた。

そう、どうしても、どうしても、自担色のキャリーケースを持ちたかったのです。。。自分でも本当にバカだと思ったんだけれど、「青色であること」が捨てられなかった。今のキャリーケースには実装されていない唯一の要素。色キチヲタクへの憧れが捨てられないでいるので、できれば身の回りのものを青で固めたいと思ってしまう。本当にそれ以外にはなんの不満もなかったし、白もオレンジもかわいかったんだよ。でも、とにかく青じゃなきゃダメだった。これはもう仕方がない。気に入らないデザインのものを愛することはできないので。。。

 

自分の中の青へのこだわりを再認識したところで次の候補がこちら。

store.ace.jp

グレーがかったマットな水色がキュート!外寸が35cm以下なのでうまくいけば駅のロッカーにもはいる。重さも3キロ以下。サイレントキャスターがなかったり、中国産になったり(強度が劣る)、先ほどのものに比べると引けをとる分価格もお安い。これも店舗では40%オフだった。

他に見ない色でかわいいし、ちょうどいいじゃんって思ったんだけど、持ち手が透明かつ起こすタイプに引っかかってしまった。直感的に「割れそう」と思ってしまったのだ。使っているうちにヒビが入ってきたり透明部分がくすんできたりしそうだな…と思うと踏ん切りつかず。決断ができなかった。

 

 

www.ace-dot.com
その次に見たのがこれ。ポケット付き。片面オープンが叶えられそうな代物。荷物を取り出す時にフルオープンにしなくてもいいのでは?それってとても便利なのでは?という期待があった。気づけばセール品以外も見始めていますね。。。

で、ポケット付き、使い方によっては便利そうなんだけど、中の機構が想像以上にややこしかった。あんまりスムーズじゃない。ポケットと本体部分の境目がめくれるために気持ち布が多めだし、マチも挟み込みそうだし、開いたところがふたっぽくなっているのも扱いづらそうだった。

 

 

ここまで、3つみた時点でかなり疲れている。スーツケース、一見どれも同じように見えてそれぞれ微妙に違う。加えて自分の判断基準の妥当性もだんだんわからなくなってくる。却下したけど、却下してよかったのか?ていうか青にこだわってる理由ってなんだっけ。担当カラーだから?って?どういう意味だ??みたいなことをぐるぐる考えているうちに、面倒臭くなってきて、そんなことより13月探す旅に出た方がいいのでは???(お手軽トンチキ)と投げ出しそうにもなった。

 

双眼鏡も各パラメーターをあぁでもないこうでもないと動かす作業であったが、条件の優位性がわかりやすかった。何を我慢したら何が得られるかがはっきりしていた。スーツケースはそういうわけにはいかない。デザイン、雰囲気といった数値化しにくいものも要件にはいってくるため、自分の選択に自信がなくなってくる。

 

 

 

で、最後にみたのがこれ。

store.ace.jp

結論から言うと、これ買いました。

主張しすぎない青がかわいかったし、正方形がおしゃれな気がした。高さが45cmあるのでうちわもちゃんとはいる。(うちわの高さは42cm!)38リットルと容量は一番だし、重量3キロは条件内。厚さがあるので足元におくとき邪魔だけれど、会場にキャリーを持ち込むことはほぼないので許容とした。横幅は40cmなので駅の小型ロッカーに収納することは諦めた。35cmでも収納できるかは五分五分かなーと思ったので、そもそも小型ロッカーには収納しないものとして扱うことにした。

そして、なによりも、50%オフだったんですよね。つまり、元値がいちばん高い。ということは、きっと何かいいことがあるはず。安易。

 

こうして無事あらたな相棒をゲットすることができた。買ってしばらくは、これでよかったのか?そもそも一番最初に見たやつの青があればすべて解決したのでは?それもこれも青にこだわった私が悪いのでは???と思っていたが、見れば見るほど上品なメタル感ときゅっとした形が可愛くて、いまはとても満足している。店員さんも「いい買い物だと思います」と言ってくれたし、キャスターの動きも滑らかだし、ありそうでなさそうな感じだし、可愛いんじゃないの、これ。クローゼットから出して転がしてはニヤニヤしてしまう。

始動するのはヤスくん舞台のための東京遠征の予定。使い倒せる日を今から楽しみにしている。

 

 

過去に買ったものたち。

・プロジェクター

daa8tn.hatenablog.com

 

 ・双眼鏡

daa8tn.hatenablog.com