26歳の中島健人さんへ

拝啓

 

三寒四温の言葉どおり、冬が行きつ戻りつしている昨今ですが、中島さんにはお元気でご活躍のこととお喜び申し上げます。

 

手紙って、誰かに向けて書いているようで、結局は自分の気持ちの発露にすぎないという文をどこかで見ました。手紙のかたちをしたブログなんてその際たるもので、私はこれがあなたに届くことは願っておらず、ただ、この形がいちばんパッションを乗せられるのではないかと思い、キーボードを叩いています。

 

来たる3月13日、中島さんは26歳になられましたね。世界的な混乱、停滞した空気の中で、あなたの誕生日を祝うTLを眺めているのは、束の間の幸せ、暗闇に咲く一輪の花、とにかく、なんだかあったかくて、嬉しくて、とても幸せでした。

生まれてきてくれてありがとう、ジャニーズでいてくれてありがとう。オタクがタレントに伝えたいことなんて、好きとありがとうしかないんだなぁと改めて感じます。だから、エゴサしても、それ以外の言葉は、薄目で見てね。

 

私はこの2ヶ月とちょっと、中島さんを見てきて、本当に、冗談抜きで、毎日とても楽しかったです。こんなに新鮮に好きが更新されることがあるんだってちょっと動揺しています。「クルクルと変わっていくキミといると 僕までココロが磨かれていく」というのはSexy Zoneの楽曲Honey Honeyの歌詞ですが、私があなたを見ている日々はまさにこの状態で、次々とあらわれる表情に、いちいち胸をときめかせていました。単なる新規ハイかもしれないですね。でも、あぁ、これって恋だなぁと思います。この歳になって、新しい恋に出会えると思えなかったから、自分でも驚いたし、とても嬉しいです。

 

私はまだ中島さんがどんな人なのかがよくわかりません。見せてくれるのは一部だろうし、それで全く問題ないんですが、その一部だけでも、まだ、全然わからない。思えば2年前、初めてSexy Zoneのコンサートに行った時も、あれ、こんな人なんだ?と、少し意外だった覚えがあります。そのときは「意外と冷静でニコニコしてかわいかった」と感想を残しています。そうだね、パブリックイメージよりは冷静でニコニコしてかわいい人だな、と思います。パブリックイメージといえば、中島さんはとても強固なパブリックイメージを構築していると思うのですが、どこまでが意識的で、どこからは無意識なのか、そのはざまを感じた時に私は結構テンションがあがってしまいます。こういう楽しみ方、イヤかな。イヤそうですね。でも、ごめんなさい、とてもかわいいので、引き続きそこは愛でていきますね。

おこがましいですが、まだまだわからない中島さんを私なりの言葉で掴みたいというのが、オタク活動のモチベーションのひとつになっています。だから、クルクルと変わっていくあなたから目が離せないし、こんなに脈々と好きが募っていくんだな、って思っています。

 

いちばん心が震えるのは、中島さんの純粋な覚悟と圧倒的な信念を目の当たりにしたときです。先日発売されたFINEBOYSのインタビューで「自分の人生を変えたくてジャニーズ事務所にはいった」と言っていたのを見た時は、まさに、頭をがーんと殴られた感じ。どうしよう大変な人を好きになってしまった、と思いました。たった14歳の少年がどんな思いで人生を変えたいと事務所の門を叩いたのか。賞賛も妬みも一身に引き受けながら、何を目指して活動をしているのか。私はその気持ちに対峙できるのだろうか。その奥にある、あまりに大きな感情にたじろいでしまいました。
そして、「人生を変えたい」という気持ちは今も変わっていないようにみえます。制限の中でクリエイティブを発揮すること、チャンスを掴むためにたくさんの努力と準備をすること、不器用でも何かを達成しようとする姿勢、広い視野、などなど。自分を信じる力が強いところが中島さんのすごいところですが、その力は、幼き少年の力強い誓いからうまれているんじゃないのかなぁって思ってます。
麒麟の歌」のCD購入特典ストリーミング映像で、「もしも過去に戻れるなら?」という質問に対して「戻りたい時期はたくさんある、後悔の部分を修正していきたい」と答えていましたね。私、それにも結構びっくりしたんですよ。あぁ、どうしてそこまで、って思ったんだけど、それが中島さんの覚悟と信念の反映なんでしょうか。ケンティーは王子だね、キラキラだねって言われるその背後にどんだけの決意がつまってるんでしょうか。でも、思いだけでもなさそうで、意外と計算してたりもしますよね、きっと。その辺のバランスがおもしろいなぁって思ってます。

 

なんか難しげなことを言ったけど、単純に、顔とか言動とかが、めちゃめちゃかわいいです。黒髪も金髪も茶髪も銀髪もぜんぶぜんぶかわいかった。笑うと下がり眉になるところもかわいかった。ゴチで泣いちゃってるのもかわいかった。白雪姫にひざまずいているのはかっこよかった。ほんとに、これは、すごいことですよ。

 

26歳も、その愛くるしい姿で、たくさん楽しませてね。
そうそう、私、初めてSexy Zoneのコンサートにいった時、スタトロにのった中島さんを見て、この人を好きになったら、嫉妬で狂ってしまうかも!って思ったんですよ。そしたら、Sexy Zoneのファンの方から、「最初はそうかもしれないけど、ケンティーはみんなに愛をくれるから大丈夫ですよ」って言われたんです。その意味が、今は、なんとなくわかります。大切なのは愛であり、愛とは自分と他人を大事にすることなんだなぁと。

 

ちょっと話がまとまらなくなってきたので、この辺で終わりますね。

他にもたくさんある好きなところはまたいつかどこかで。

 

26歳、健やかな1年になりますように。やりたいこと、全部できますように。

 

時節柄、くれぐれもご自愛のほどお祈りいたします。

ライブでお会いできるの、楽しみにしています。

 

敬具

 

2020年3月13日 つな